よくある質問

質問 どのような施術をされるのですか?
回答 まずは、施術の前に問診や様々な検査を必ず行います。そして、その結果に応じ施術をしていきます。軽いタッチから、押す・伸ばす・擦る・タッピング・ポンピングなどの物理的な刺激を用いて、疲労を与えないようになるべく必要最低限の量で行います。カイロプラクティックにある矯正術も必要により行う時もありますけれど、骨を動かすというよりも、低振幅で素早い動きを関節に与えることにより、その関節に付着しています腱(筋肉が骨格に付着している所)の中の腱紡錘を刺激し、それによってその筋肉の緊張をリセットさせる目的で行います。また、姿勢改善やその患者さんに必要な運動(筋力強化・バランス改善・眼球運動)などのアフターケアなどを指示します。
質問 姿勢が悪いとよく言われるのですが、良くなりますか?
回答 結論から言いますと、自身が無意識を意識化すること!この一言に尽きます。理想の姿勢というのは様々な書物などで図で示してあったりしますが、顔と一緒で、姿勢も遺伝的要因がかなりの割合でありますので、一般的に言う良い姿勢になるために頑張れば、皆そのようになるということはありません。ですが、個人個人にあった良い姿勢がありますので、その姿勢を当院で学習してもらいます。しかし、当院での施術だけでは焼け石に水で、日ごろの自身の気付きが一番大事なのです。例えば、私が検査時に「向うを向いて立ってください」と、いかにも今から姿勢を診ますと患者さんに悟られるだけで、患者さんの意識が姿勢に反映されてしまい、作った姿勢となってしまいます。よって、本当の姿勢を診るには、患者さんに気付かれていない時に、そっと観察しなければならないのです。姿勢を観察されていると気付いていない時にも良い姿勢となっているのが、すなわち、自分が良い姿勢となったということだと思います。
質問 骨盤が歪んでいるとある整体で言われ、戻さなくてはそのうち色々な所が悪くなると言われたのですが、どのぐらい通ったら治りますか?
回答 よくある質問ですが、「骨盤が歪んでいることは悪いこと」という前提で、皆さんが思っていらっしゃるようですね!これは、われわれ施術家が商売のためか、余り深く考えないためなのか分かりませんが、結果だけを見て理由を考えない、云わば理科室の人体骨格標本のように、捻れていると戻せば見栄えが良いと思うことと同じなのです。生物の身体は、常に外界の環境に対して適応しながら生命活動を営んでいます。特に人間は、無意識の内に適応しています(自律神経がそうです)。よって、骨盤の歪みは身体が環境に適応してくれた結果で、云わば、歪ませることでバランスをとってくれているのです。骨盤を良い位置に戻せば良いというのは楽観的で、そうすることでむしろ違うところが悪化する可能性があるのです。治療法の中には、短い方の足をもっと短くすることで、身体の無意識に働きかけて、自然と身体が短い足を長くすることを目的としたものもあります。ですので、バランスの良い姿勢にすることは勿論必要なことですが、骨盤だけでなく身体全体や意識の在り方までも視野に入れて考えないといけません。また、どの状態がベストというのは、個人の目的や価値観というのがそれぞれ違いますので、どのぐらい通えば良いかは分かりませんが、価値観の押し付けのような無理強いは致しません。
質問 カイロプラクティックを学びたいと思い、良く広告などに出ている講習会などに参加してみようと思いますがどうでしょうか?
回答 カイロプラクティックについてはウィキペディアなどで詳しくは調べて下さい。(説明しますと数ページでは終わりませんので) 世界約40カ国で法制化され、大学課程で学ぶ学術ですので、数日の講習会で学べるものではまったくありません。しかし、現在国内でカイロプラクティックを生業としているものがインターネットで調べる限り、約2〜3万人いらっしゃるようです。そういうこともあってか、2005年にWHOがカイロプラクティック教育のガイドラインを示しました。ですが、未だ国内では現在私の知る限りで、800名弱の方々しかそのWHOの指し示した教育を終えた学位を有しているものはいらっしゃらないようです。この山口県も私を含め知る限り(間違っていたらすみません)未だ3名(他2名は下関市)しかいません。カイロプラクティックは現在国内では法制化されておらず、よって秩序の無い無法地帯となりつつありますので、一刻も早く私たち開業者が先頭となり頑張らなくてはならないと思っています。ですので、講習会などで学ぶという倫理の無い方法を考えず、国内にも現在大学課程となっている教育機関もありますので、しっかりと情報を得て、自身が一生を懸けてでも行いたいのかをもう一度考えてみて下さい。